あなたの「浅い呼吸」、その原因は意外な場所にあるかもしれません。那珂川市かわせみ整体が教える呼吸の根本改善策

あなたの「浅い呼吸」、その原因は意外な場所にあるかもしれません。那珂川市かわせみ整体が教える呼吸の根本改善策

 


皆さん、こんにちは。那珂川市かわせみ整体の院長、野村です。

「張り切りすぎて、なんだか身体が緊張している…」

「不安な気持ちが続いて、呼吸が浅く感じる…」

「リラックスしようと深呼吸しても、なぜかうまくいかない…」

そんなお悩みを抱えていませんか?

 

今回は、私たちが普段当たり前に行っている「呼吸」について、皆さんが意外と知らない、そして見過ごしがちなポイントをお話ししたいと思います。

 

私たちは、リラックスするために呼吸を整えることが大切だと教わりますが、実はただ呼吸法を実践するだけでは不十分かもしれません。

その理由を、かわせみ整体の観点から深く掘り下げていきましょう。

 

呼吸法だけではダメ? 肺で呼吸するメカニズム

 

リラックスするための呼吸法として、「4-7-8呼吸法」などがありますね。

 


【4-7-8呼吸法】

  1. 姿勢を整える: 背筋を伸ばし、楽な姿勢で座るか横になります。
  2. 鼻から息を吸う: 4秒かけてゆっくりと鼻から息を吸い込みます。
  3. 息を止める: 7秒間、息を止めます。
  4. 口から息を吐く: 8秒間かけてゆっくりと口から息を吐き出します。

これを数回繰り返すことで、心が落ち着く効果が期待できます。呼吸は、自律神経を整える上で、唯一意識的にコントロールできる部分とされているため、このような呼吸法が重要視されています。

 

しかし、そもそも肺で呼吸するメカニズムを考えると、単に呼吸のリズムや大きさを意識するだけでは、根本的な解決にならないことが見えてきます。

 


【呼吸のメカニズム】

  • 吸気(息を吸う):
    • 横隔膜という筋肉が収縮して下に下がり、胸の空間(胸腔)が広がります。
    • 肋間筋も収縮し、肋骨が持ち上がって、さらに胸腔の容量が増えます。
    • これにより、肺の中の圧力が外の空気より低くなり、空気が自然と肺に流れ込みます。
  • 呼気(息を吐く):
    • 横隔膜と肋間筋が弛緩し、胸腔が元の大きさに戻ります。
    • 肺の中の圧力が高まり、空気が外に押し出されます。

このメカニズムにより、私たちは酸素を取り込み、二酸化炭素を排出することができます。重要なのは、肋骨の動きが胸腔の容量を変化させ、呼吸を可能にしているという点です。

 

現代人が抱える「肋骨の固まり」という問題

 

呼吸のリズムを整えることはもちろん大切ですが、もしその大元である肋骨が固まっていたら、どうなるでしょうか?

 

肋骨がスムーズに動かないと、胸腔の容量が十分に変化せず、どれだけ頑張って深呼吸しようとしても、肺に十分な空気が入ってこないのです。これが「呼吸が浅い」と感じる根本的な原因の一つです。

 

では、なぜ肋骨は固まってしまうのでしょうか?

 

それは、私たちの身体の使い方の癖に原因があります。

 

特に、現代人は腕を360度自由に動かす機会が減りました。小学生の頃から「前にならえ」や「行進」を習うように、腕を前後にしか振らない癖がついていませんか?

 

しかし、腕の骨(上腕骨)は、肩関節という球関節で、本来は前後だけでなく360度自由に動く構造をしています。

 

この本来の動きを使わなくなると、腕の動きが制限され、そのすぐ近くにある肩甲骨や鎖骨、そして肋骨までが連動して固まってしまいます。

 

その結果、呼吸をしようとしても肋骨が動かず、十分な呼吸ができなくなってしまうのです。車の後部座席の物を取ろうとして肩を痛めてしまう(五十肩など)のも、腕が構造通りに動かなくなった結果なのです。

 

呼吸の浅さが引き起こす、身体と心の不調

 

肋骨が固まり、呼吸が浅くなることは、私たちの身体に様々な不調を引き起こします。

 

  • のどが詰まる感覚胸が締め付けられる感覚
  • ゲップが出やすい、胃の不快感
  • 首が固まる目が疲れる頭がボーッとする
  • 何とも言えない不安感寝つきが悪い

これらの症状は、一見、呼吸とは関係ないように思えるかもしれません。しかし、呼吸が浅い状態が続くと、身体は酸素不足になり、自律神経が乱れて、様々な不調へとつながっていくのです。ひどくなると、パニック障害のような症状を引き起こすこともあります。

 

かわせみ整体が考える呼吸の根本改善

 

当院では、単に呼吸法を教えるだけでなく、身体を根本から動かせる状態に戻すことを大切にしています。

そのための具体的な方法の一つが、身体をクネクネと揺らすことです。

 

立った状態で、腕をぶらんとさせたまま身体をクネクネと揺すってみてください。

 

腕の重みと揺れが、腕の骨から肩甲骨、鎖骨、そして肋骨へと振動として伝わります。これにより、固まった関節や筋肉が緩み、肋骨が本来の動きを取り戻しやすくなります。

 

当院の施術では、この考え方に基づき、オステオパシーという繊細な手技を用いて、固まった肋骨や関節、筋肉を丁寧に調整していきます。

 

  • 肋骨の動きをスムーズにする: 身体を無理なく動かすことで、呼吸を妨げる肋骨の固まりを優しく取り除きます。
  • 全身のバランスを整える: 腕の動きだけでなく、猫背や骨盤の歪みなど、呼吸を浅くしている根本原因を全身から見つけ出し、整えていきます。
  • 自律神経の調整: 身体の緊張が取れることで、自律神経のバランスが整い、心も身体もリラックスしやすくなります。

これらの施術は、皆さんが毎日無意識に行っている「呼吸」を、より深く、よりスムーズに行えるようにする土台作りなのです。

 

最後に

 

「呼吸が浅いのは体質だから…」「深呼吸しても効果がない…」と諦めていませんか?

 

それは、呼吸のメカニズムを妨げている、身体の固まりが原因かもしれません。

 

まずは、今日からでも身体をクネクネと揺らすことから始めてみてください。そして、もし「自分だけではどうにもならない…」と感じたら、一度かわせみ整体にご相談ください。

 

私たちは、あなたの身体の声を聴き、心からリラックスできる、深い呼吸を取り戻すお手伝いをさせていただきます。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

那珂川市 整体 かわせみ整体 院長 野村 康治

かわせみ整体