歩けないほどの股関節の痛み、足の痺れ

こんにちは。フェニックスこと吉田です。

 

今回の患者さんについて

 

症状:歩けないほどの股関節の痛み、足の痺れ

お名前 T・Mさん
ご住所  大野城市
ご年齢 50歳
ご職業 会社経営

 


【来院経緯】

1ヶ月ほど前に股関節の鼠径部や内転筋部に 違和感を感じる。

正月で長時間座ることが多かったそう。

 

鍼や整体に通っていたそうですが、 2週間後症状が治ることはなく、 お尻にも痛みや痺れを感じ、 しだいに大腿、下腿とヘルニアの症状のように 右足外側に広がっていく。

 

3週間後には杖がないと 歩けない状態になっていました。

1ヶ月以上痛みが悪化し続けている状態。

 

そんな中、知人の紹介で当院を知り来院を決意。

 

抱えている症状としては、 ・お尻から足にかけての痺れ、痛み ・荷重をかけれない程の股関節の痛み

 

歩行困難なため、歩行による症状の確認はできません。

詳しくヒアリングしていくと、20年ほど前まで 格闘技を行っていて、 股関節や腰は今よりも軽い痛みで、 整骨院や鍼治療に行っていたとの事。

 

来院日の状態は以上です。

考えられる症状としては、

♦お尻から足にかけての痺れ、痛みに関して

・腰椎椎間板ヘルニア ・梨状筋症候群 ・仙腸関節炎

♦股関節の鼠径部の痛みに関して

・変形性股関節症 ・大腿骨頭壊死 ・グロインペイン症候群 上記が挙げられます。

詳しく検査していくと、

■SLRテスト

(腰椎椎間板ヘルニアの鑑別テスト)

陰性。

 

■ニュートンテスト

(仙腸関節炎の鑑別テスト)

やや陽性。

 

■Kボンネットテスト

(梨状筋症候群の鑑別テスト)

陽性。

 

お尻から足にかけての痺れ、痛みの症状は、

患者さん自身、ヘルニアだと 思い込んでいたようですが、 梨状筋症候群からきているという事がわかりました。

 

長時間座っていると臀部の緊張が強くなる事で、 神経を圧迫され症状が出ていると判断した。

 

股関節の痛みに関して、

 

Kボンネットテスト時に股関節にも痛みがくる、、、

 

Kボンネットテストとは本来、膝を曲げ股関節を健側に 内旋、内転する事で梨状筋が伸ばされるのだが、

股関節の炎症がひどいと内旋、 内転時に股関節にも痛みが出ます。

 

 

”だがしかし、何か引っ掛かる、、、”

 

【治療経過】

1回目

足の痛み、痺れよりも股関節の痛みの方が割合的に高く、 荷重をかけれない程股関節の炎症がひどいので

まず股関節を集中的に施術をして見る。

そして気づく。

 

これはグロインペイン症候群かもしれない。

 

グロインペイン症候群とは

 

サッカー選手に多く見られる疾患で、

片足立ちでキックをする動作(遠心性収縮)により引き起こされる。

難治性の疾患で慢性化しやすいのが特徴です。

 

この方はそんな激しい動きをここ最近はやっていません。

 

なので見落とされがちなのですが、 格闘技をやっていた20年前から痛めては整骨院に行きをくり返していたが、

 

完全には治りきっていなかった事がわかりました。

 

慢性化しやすいこの疾患は直近でなくとも、 治りきっていないとどこかでぶり返す非常に厄介な疾患です。

 

そうと分かれば早速グロインペイン症候群の治療に取り掛かります。

 

1回目はあまり効果は感じられず。

 

2回目

足を引きずってはいるものの、杖をつかずに来院されました。

 

鼠径部の治療をメインにし、梨状筋症候群の治療も行なっていく。

 

ほんの少しづつ改善されている模様。

 

3回目

歩き方が少しづつ良くなってくる

 

4回目

股関節の痛みが少しづつ減少し、股関節の痛みよりもお尻の痺れが気になるようになってくる。

 

5回目

少しづついいが散歩にはまだ行けない。

 

6回目

グロインペイン症候群による股関節の痛みが7割ぐらい減ったため治療の割合を 梨状筋7:股関節3ぐらいで治療を行う。

 

7回目

右足に荷重をかけれるようになり歩き方が普通に戻ってくる。 しかし、改善してはいるものの途端に治りが悪くなる。

 

 

”何かがおかしい。”

 

実は最初の方から膝が悪そうにしていて検査をすると半月板と外側側副靱帯が少し悪かったのだが、

 

それを思い出し聞いてみると

 

1年前に膝を痛め病院へ行ったが、安静にと言われ動かさなかったところ、

力が抜けるような感覚で歩けなくなり苦労したとの事。

 

そこで、膝の調整をしたところ股関節の詰まり感が減り、歩きやすくなった。

 

そして現在10回目

3週間経たないぐらいですが、毎日2、30分ほどの散歩にいける状態まで回復しました!

 

治療でもグロインペイン症候群の炎症は無くなり、

膝の調整と大腰筋や大腿四頭筋、 ハムストリングスの筋肉の緊張が強く固いのでそこを治療すると足の力も入るようになり

痺れの方も8割ほど改善しています。

 

 

では、ここで患者さんからいただいた声をご覧下さい。

痛みで歩行が出来なかったのが歩けるようになりました。

アンケート用紙

Q1、どのような症状でお困りでしたか?

歩行ができない。右足の痛み

鍼治療など。

 

Q2、当院来院にあたって心配はなかったですか?

またその心配はどうやって解消しましたか?

知人の紹介でしたので、心配はそれほどないです。

治療を重ねていく上で解消しました。

 

Q3、当院の施術を受けた時の印象・感想を教えて下さい。

最初は痛みが強すぎてわからない。

3回目以降から効果がありました。

 

Q4、症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!

大変喜んでいます。

日々の生活に支障がありましたので、それが解消されました。

24.2 T・M 50

※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

最後に

もし、

 

あなたが

 

股関節の痛みや足の痛み、痺れを患っていて

 

整骨院や病院を何件も行ったけど良くならない。

慰安的なマッサージや薬を頼るのではなく、根本的に改善したい。

 

そう思われている事だと思います。

 

患者さんの様に、

鑑別診断をして本当の原因を見つけ出せば 改善していく可能性は十分にあります。

 

この記事で少しでも希望をもっていただけたらと思います。

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