皆さん、こんにちは。 かわせみ整体スタッフの吉田です。
「歩き出す時に足の付け根がズキッとする」 「階段を昇る時に力が入らず、膝や股関節が笑ってしまう」 「整形外科やジムで『筋力が落ちているから鍛えなさい』と言われ、頑張っているのに一向に良くならない」
股関節に痛みや違和感を抱えている方の多くは、このように「筋力不足」を原因だと信じ、一生懸命にトレーニングに励んでいます。しかし、現場で多くの方の身体を拝見していると、ある共通した真実が見えてきます。
それは、「筋肉が足りない」のではなく、「筋肉が正しく使えていない(サボっている)」ことが痛みの本質であるということです。
なぜ、鍛えても良くならないのか。なぜ、お尻がサボると股関節が悲鳴を上げるのか。そのメカニズムを、身体の構造から紐解いていきましょう。
股関節が痛い時、あなたの体で起きていること
股関節に痛みを感じたとき、私たちの脳は無意識に「これ以上痛めないように」と身体を守ろうとします。しかし、この防御反応が、実はさらなる痛みを引き起こす「悪循環」の入り口になっています。
本来、人間が立ったり歩いたりする際、主役となるべき筋肉は身体の後ろ側にあります。
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大臀筋(だいでんきん): お尻の大きな筋肉。身体を支え、推進力を生む。
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ハムストリングス: 太ももの裏側の筋肉。膝と股関節を連動させる。
これら「後ろ側の筋肉」がしっかりと働くことで、股関節は正しい位置(中心)に保たれ、スムーズに動くことができます。ところが、デスクワークの増加や姿勢の崩れによって、現代人の多くはこのお尻の筋肉が「休眠状態(サボり)」に陥っています。
お尻がサボると、身体は倒れないように別の場所で帳尻を合わせようとします。そこで身代わりとして過剰に働かされるのが、太ももの前側にある「大腿四頭筋(前モモ)」です。
「前モモ過多」が引き起こす、恐怖のループ
お尻を使わずに前モモばかりで歩こうとすると、身体には以下のような深刻な歪みが生じます。
1. 骨盤の前傾と反り腰
前モモの筋肉(特に大腿直筋など)は骨盤に付着しているため、ここが硬く緊張すると骨盤をグイッと前に引っ張ります。すると腰が反り、いわゆる「反り腰」の状態になります。
2. インナーマッスル(腸腰筋)の悲鳴
反り腰になると、股関節の奥にあるインナーマッスル「腸腰筋(ちょうようきん)」が常に引き伸ばされたり、逆に縮みっぱなしになったりと、過度な緊張を強いられます。股関節の「付け根」が痛むのは、この腸腰筋が限界を迎えているサインであることが非常に多いのです。
3. 関節の噛み合わせのズレ
お尻の筋肉は、股関節を後ろから支えて安定させる役割がありますが、お尻がサボると股関節(大腿骨頭)が本来の位置から前方にズレやすくなります。この「噛み合わせの悪さ」が、動くたびに軟骨や組織を刺激し、慢性的な炎症を引き起こします。
当院に来られる患者さんを拝見していても、筋肉そのものが消えてしまったわけではありません。「お尻の動かし方を脳が忘れてしまい、前モモばかりを使うクセが脳にインプットされている」。これが痛みの正体なのです。
なぜ「筋トレ」や「ストレッチ」だけではダメなのか
「お尻がサボっているなら、スクワットをして鍛えればいいじゃないか」と思うかもしれません。しかし、ここに大きな落とし穴があります。
理由①:神経伝達のブロック
筋肉を動かすのは「神経」です。背骨や骨盤に歪みがあると、脳からお尻の筋肉へ送られる「動け!」という指令の電気信号が弱まってしまいます。いわば、電線が断線しかかっているような状態です。 この状態で筋トレをしても、脳は「使いやすい(電線が生きている)前モモ」を優先的に使ってしまいます。その結果、お尻を鍛えているつもりが、ますます前モモばかりが太くなり、股関節への負担が増してしまうという皮肉な結果を招くのです。
理由②:ストレッチによる「過緊張」の助長
「硬いから伸ばそう」と無理なストレッチをすると、神経は逆に「これ以上伸ばされたら切れてしまう!」と防衛反応を出し、さらに硬く緊張してしまいます(伸張反射)。また、無理な方向に引き伸ばすことで、すでに傷ついている股関節の関節唇(かんせつしん)などの組織にトドメを刺してしまうリスクもあります。
自己流のケアには、実は非常に繊細なコントロールが必要であり、痛みが強い時期に自分で行うのは極めて難しいものなのです。
プロの施術で「体が本来持っている力」を取り戻す
かわせみ整体の施術では、無理にお尻を鍛えさせたり、痛みをこらえて揉みほぐしたりすることはありません。私たちが最初に行うのは、「お尻の筋肉が自然に働ける環境作り」です。
ステップ1:骨格の「リセット」
まずは土台である骨盤と、神経の通り道である背骨の歪みを整えます。骨格が正しい位置に戻るだけで、神経の伝達を妨げていた「ブロック」が外れます。
ステップ2:脳への「再教育」
骨格が整うと、脳からお尻への指令がスムーズに届くようになります。施術を通じて、脳に「ここにお尻の筋肉があるよ」「こうやって動かすのが正しいルートだよ」と再教育(感覚入力)を行います。
ステップ3:血流と回復の促進
お尻が使えるようになると、前モモの過剰な緊張が自然と解けていきます。すると、圧迫されていた血管が解放され、新鮮な血液が股関節周りに流れ込みます。組織に栄養が届くことで、長年放置されていたダメージの回復が始まります。
「使い方のクセ」を変えれば、身体は必ず応えてくれる
「自分なりに色々試したけれど、改善しなかった」 「もう年齢のせいだと諦めかけている」 「手術を勧められているけれど、本当はしたくない」
そんな不安を抱えている方にこそ、知っていただきたいのです。 あなたの痛みは、あなたが怠けているからでも、筋肉がないからでもありません。ただ、身体が本来の「効率的な動かし方」を少しだけ忘れてしまっているだけなのです。
身体の仕組みに基づいた正しいアプローチを行えば、何歳からでも身体は変わります。お尻が目覚め、股関節が正しい位置でスムーズに回転し始めたとき、今までの一歩が嘘のように軽く感じられるはずです。
私たちは、単に痛みを取るだけでなく、あなたが再び「自分の身体を信頼して」元気に歩き続けられるよう、全力でサポートいたします。
自己流で長引かせてしまう前に、一度プロの視点に頼ってみませんか? あなたの身体が持っている「本来の輝き」を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
かわせみ整体 スタッフ 吉田
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