変形性膝関節症

変形性膝関節症（へんけいせいしつかんせつしょう）の症状と根本改善

変形性膝関節症（Osteoarthritis of the knee, OA膝）は、膝の軟骨がすり減り、関節が炎症を起こして変形していく病気です。中高年の方に最も多く見られる膝の疾患で、進行すると日常生活に大きな支障をきたします。

症状は段階的に進行します。

進行度	症状の特徴
初期	動作開始時の痛み：朝起きたとき、長時間座った後など、動き始める際に痛むが、動いているうちに和らぐ。
中期	持続的な痛み：階段の上り下り、長時間の歩行、正座などで痛みが強くなり、日常生活に支障が出始める。膝に水が溜まることがある。
末期	安静時の痛み：じっとしていても痛みが続き、夜中に痛みで目が覚めることもある。膝が完全に伸びず、曲げられなくなるなど可動域が大きく制限される。

変形性膝関節症は進行を完全に止めることはできませんが、痛みを軽減し、進行を遅らせ、日常生活の質（QOL）を向上させることは十分に可能です。

当院では、膝の「痛み」だけでなく、その痛みを引き起こしている「体の使い方」や「全身の歪み」という根本原因にアプローチします。

骨盤・股関節の調整： 膝へのねじれや圧迫を減らすため、膝の動きに大きく影響する骨盤と股関節の歪みを整え、体重が膝に均等にかかるよう体の軸を修正します。
筋肉の緊張緩和： 膝関節を過度に圧迫している太ももの筋肉（大腿四頭筋）やふくらはぎの緊張を優しく緩め、膝関節の隙間を広げるサポートをします。

周囲の筋力強化指導： 軟骨がすり減っても、その周囲の筋肉（特にお尻の筋肉や太ももの内側の筋肉）がしっかり働くことで、膝の安定性が高まり、痛みが軽減されます。自宅で無理なくできる効果的な運動を指導します。
O脚・歩行改善指導： 進行の原因となるO脚傾向や、膝に負担をかける歩き方の癖を分析し、より効率的で負担の少ない動作に修正していきます。

「歳だから仕方ない」と諦めていませんか？痛みのある膝をかばい続けると、腰や股関節など他の部位にも負担がかかり、さらなる不調を引き起こします。

当院では、一人ひとりの膝の状態や生活習慣に合わせたオーダーメイドの施術と運動指導で、「自分の足でいつまでも元気に歩ける」未来をサポートします。