皆さん、こんにちは。 かわせみ整体スタッフの吉田です。
「膝が腫れて重だるく、階段の上り下りがつらい」 「病院で膝の水を抜いてもらったら一時的に楽になったけれど、数日後にはまたパンパンに腫れている」 「毎週のようにヒアルロン酸注射に通っているけれど、これがいつまで続くのか、いつか歩けなくなるのではないかと不安で仕方がない」
膝にトラブルを抱える多くの方が、このような終わりの見えないループに陥っています。 よく「膝の水を抜くと癖になる」という噂を耳にしますが、これは半分正解で、半分は間違いです。
今回は、なぜ水を抜いても注射をしても再発を繰り返してしまうのか、その「身体が隠している本当のメッセージ」と、どうすればそのループを断ち切れるのかについて、専門的な視点から深く掘り下げてお話ししていきます。
そもそも「膝の水」の正体は何なのか?
膝に水が溜まるという状態。医学的には「関節水腫(かんせつすいしゅ)」と呼ばれます。 この「水」は、どこからか勝手に湧いてきた悪い液体ではありません。その正体は、本来誰の膝の中にも少量存在する「関節液(滑液)」というものです。
関節液は、車でいうところの「エンジンオイル」のような役割を果たしています。
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関節の動きを滑らかにする「潤滑作用」
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軟骨に栄養を届け、老廃物を回収する「栄養供給」
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衝撃を吸収する「クッション作用」
通常はこの液が一定の量に保たれています。しかし、膝の中で何らかのトラブルが起きると、この液が異常に増えてしまいます。
水が溜まるのは、あなたの身体が必死に闘っている「防御反応」
なぜ、身体はわざわざ水を大量に溜めて、私たちを困らせるのでしょうか? 結論から言うと、それは「膝の内部で起きている火事(炎症)を消し止め、壊れそうな軟骨を守ろうとしているから」です。
膝の中で軟骨が擦れたり、組織が傷ついたりすると、強い摩擦熱や炎症が発生します。すると身体は、以下のようなメカニズムで防衛体制に入ります。
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「熱を冷まそう!」(大量の液で冷却する)
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「これ以上擦れないように、クッションを厚くしよう!」(液を増やして隙間を作る)
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「傷ついた場所を早く治そう!」(栄養をたくさん運ぶために循環を増やす)
つまり、膝に水が溜まるのは身体の異常ではなく、身体が一生懸命に膝を守ろうとしてくれている証拠なのです。
なぜ処置を繰り返してしまうのか?「いたちごっこ」の正体
ここで、多くの方が受けている処置を振り返ってみましょう。
1. 水を抜く処置
溜まった水を注射器で抜くと、パンパンに張っていた圧迫感がなくなり、その瞬間は非常に楽になります。 しかし、体側からすればどうでしょうか。 「膝を守るために必死で出した冷却液(水)を、外から無理やり奪われた!」と感じます。炎症という「火事」がまだ燃え続けているのに、消火用の水だけを抜かれてしまった状態です。 すると身体は焦って、「もっと強力に守らなきゃ!」と、抜いた分を補充しようとして再び新しい液を出します。これが、「抜いてもすぐにまた溜まる」原因です。決して「抜くこと自体」が癖になるのではなく、「水を出す必要性(炎症の原因)」が消えていないから繰り返すのです。
2. ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸は関節の滑りを良くし、一時的に摩擦を減らしてくれます。 しかし、外から補ったヒアルロン酸は、時間とともに体内に吸収されてしまいます。膝に負担がかかり続けている(火事が起きている)構図が変わっていなければ、薬の効き目が切れた途端、また痛みと腫れがぶり返します。
膝に「しわ寄せ」を送っている「真の犯人」はどこか?
膝の炎症を根本から止めるためには、「なぜ膝ばかりが酷使されているのか?」という視点が必要です。
実は、膝そのものに原因があるケースはそれほど多くありません。膝は、身体全体の中でも「上からの重み」と「下からの衝撃」を仲介する中間管理職のようなポジションです。
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骨盤や背骨の歪みによる重心のズレ 土台である骨盤が歪むと、歩く時の重心が左右どちらかに偏ります。例えば、右側に重心が乗りすぎている状態で毎日数千歩も歩けば、右膝の軟骨だけが異常に摩耗し、炎症が起きます。
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足首や股関節の硬さ 本来、歩行時の衝撃は足首や股関節が分散してくれます。しかし、これらが硬くなって動かないと、その衝撃をすべて膝が代わりにかぶることになります。
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腰の不調をかばう動作 腰が痛いと、人は無意識に腰を動かさないように歩きます。その分、膝を余計に曲げ伸ばしして帳尻を合わせようとするため、膝への負担は倍増します。
このように、身体全体のバランスが崩れた結果、その「しわ寄せ」の最終地点として膝が悲鳴を上げているのです。この構図を変えない限り、いくら膝から水を抜いても、新しい水が次から次へと供給され続けてしまいます。
炎症がある時に、良かれと思ってやってしまう「NG習慣」
ここで一つ、皆さんに気をつけていただきたいことがあります。 それは、「膝が熱を持って腫れている時の温めすぎ」です。
日本人はお風呂が大好きですが、膝に水が溜まっている(=炎症がある)時は、長湯は禁物です。 お風呂でしっかり温まると、その時は血流が良くなって筋肉が緩み、気持ちよく感じるかもしれません。しかし、炎症というのは「熱」を持った状態です。そこに追い打ちをかけるように熱を加えると、お風呂上がりにさらに炎症が強まり、後からズキズキとした疼きがひどくなる場合があります。
水が溜まっている時期は、膝を長時間湯船に浸けすぎない、あるいはシャワーで済ませるなどの工夫をして、身体を「過度に興奮させない」ことが大切です。
当院が提案する「膝に水を出す必要のない身体」へのアプローチ
私たちは、膝だけを診ることはしません。なぜなら、膝だけを治療しても、あなたの日常動作(歪んだ歩き方や姿勢)が変わらなければ、再発は目に見えているからです。
かわせみ整体では、以下のようなステップで根本解決を目指します。
ステップ1:全身の歪みを精密に整える
まずは、なぜ膝に過剰な負担がかかっているのかを解明します。骨盤の傾き、背骨のねじれ、足首の可動域。これらを一つひとつ丁寧に整えることで、膝にかかっていた「過剰な重み」を全身に分散させます。
ステップ2:血流と循環を正常化する
膝に水が溜まるのは、循環が悪いために「出た水が戻れない」という側面もあります。全身の巡りを整える施術を行うことで、新鮮な血液が膝に届き、役割を終えた関節液がスムーズに体内に回収されるルートを再建します。
ステップ3:炎症の自然鎮火を待つ
膝への負担(摩擦)が減り、血流が改善されれば、身体は「もう膝を守るために水を出す必要はない」と判断します。そうなれば、腫れは自然に引き、水を抜かなくても膝が軽くなっていくのです。
最後に:諦める前に、視点を変えてみませんか?
「年齢のせいだから」「軟骨がすり減っているから、もう注射でしのぐしかない」 病院でそう言われ、半分諦めている方も多いかもしれません。
しかし、軟骨がすり減っていたとしても、痛みなく歩けている方は世の中にたくさんいらっしゃいます。その違いは、「膝が正しく使えているか、余計な負担がかかっていないか」の差にあります。
膝に水が溜まるというSOSサインを無視して、ただ水を抜くという行為を繰り返すのは、もう終わりにしませんか? あなたの身体がなぜ水を出し続けているのか、その本当の理由を一緒に見つけ出し、根本から変えていきましょう。
日常生活を元気に、不安なく、自分の足でどこまでも歩いていける喜び。それを取り戻すために、私たちは全力でサポートさせていただきます。
一人で悩まず、まずは一度ご相談ください。あなたの膝の悩みに、新しい答えをご提案します。
かわせみ整体 スタッフ 吉田





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