膝蓋骨軟化症とは
膝蓋骨(しつがいこつ)とは、膝のお皿のことです。この膝蓋骨の裏側には、大腿骨(だいたいこつ)と接する面があり、ここでクッションの役割を果たす軟骨があります。
膝蓋骨軟化症は、この膝蓋骨の裏側の軟骨が柔らかくなったり、傷ついたりすることで、膝の痛みや不快感を引き起こす状態を指します。
主に成長期やスポーツを活発に行う若い女性に多く見られますが、年齢に関係なく発症する可能性があります。
主な症状
膝蓋骨軟化症で一般的に見られる症状は以下の通りです。
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膝の前面の痛み:特に膝のお皿の周囲や裏側が痛みます。
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動作時の痛み:
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階段の上り下り(特に下り)
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長時間座った状態からの立ち上がり
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スクワットやジャンプなどの運動時
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膝の違和感・きしみ(crepitus):膝を曲げ伸ばしするときに、ゴリゴリ、ギシギシといった音がしたり、きしむような感覚があります。
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膝の不安定感:膝が抜けそうな感じがすることがあります。
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腫れ:炎症が強い場合、膝の周囲が少し腫れることがあります。
特に注意するべき痛み
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痛みが運動後だけでなく、安静時にも続く。
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正座や深く膝を曲げる動作で痛みが強くなる。
膝蓋骨軟化症の主な原因
| 分類 | 具体的な原因と影響 |
| 姿勢・骨格 | 骨盤の歪み、O脚・X脚、足のアーチの崩れ(扁平足など)により、膝への力の伝わり方が悪くなる。 |
| 筋肉のバランス | 太ももの前面にある大腿四頭筋のうち、特に内側の筋肉(内側広筋)の筋力低下や、外側の筋肉の緊張が強すぎる。これにより、膝蓋骨が外側に引っ張られ、偏った摩擦が生じる。 |
| オーバーユース | スポーツや肉体労働などで膝を使いすぎる(ランニング、ジャンプ、階段昇降の繰り返しなど)。 |
| 外傷 | 膝を強く打ったこと(打撲)などがきっかけで軟骨が損傷する。 |
かわせみ整体での施術
かわせみ整体院では、痛みの根本原因となっている体のバランスにアプローチし、症状の改善を目指します。
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痛みの緩和と炎症ケア
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まずは、炎症を抑え、痛みを和らげるための初期処置を行います。
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膝関節の軸調整
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膝の関節だけでなく、膝の動きに大きく関わる骨盤や股関節、足首の歪みをチェックし、全身のバランスを整えます。これにより、膝蓋骨がスムーズに動くための土台を作ります。
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筋肉のバランス調整
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膝蓋骨の動きを正常化するために重要な、太ももの筋肉(特に内側広筋やハムストリングス)や、股関節周りの筋肉の緊張緩和と機能改善を促します。
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セルフケア指導
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症状の再発予防のため、ご自宅でできるストレッチや筋力トレーニング、日常生活での注意点(座り方、歩き方など)を丁寧にアドバイスします。
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早期対応が重要です
膝の痛みは、放置すると軟骨の損傷が進行したり、痛みをかばうことで他の部位(腰や反対側の膝)にまで負担が広がる可能性があります。
「単なる使いすぎだろう」と我慢せず、少しでも気になる症状があれば、お早めにかわせみ整体院にご相談ください。経験豊富なスタッフが、あなたのお膝の状態に合わせて最適な施術プランをご提案します。





お電話ありがとうございます、
かわせみ整体でございます。