膝の内側が痛くて、立ち上がる時や方向を変える時にズキッとする。そんな症状に悩んでいませんか。
病院や整骨院で「鵞足炎ですね」と言われ、湿布や電気治療を続けているのに、なかなか良くならないという声は非常に多く聞きます。そして多くの方が「年齢のせいだから仕方ない」と言われ、不安を抱えたまま過ごしています。
私は施術歴26年以上、138000回以上の臨床経験の中で、この「鵞足炎が治らない」というケースを数多く見てきました。その中でわかってきたのは、痛みの原因は膝そのものではなく、「身体の使い方=動き」にあるということです。
この記事では、鵞足炎の本当の原因と、なぜ一般的な治療では改善しにくいのか、そして再発しないための根本改善の考え方をわかりやすくお伝えします。
膝の内側が痛い…それは鵞足炎かもしれません
立ち上がりや切り返しで痛むのが特徴
鵞足炎は、膝の内側にある筋肉の付着部に炎症が起きる状態で、特に立ち上がる瞬間や方向転換の際に痛みが出るのが特徴です。歩いている時は気にならなくても、「動き始め」で痛む方が多く見られます。
例えば、椅子から立ち上がる時に一瞬ズキッとする、キッチンで方向を変えた瞬間に痛む、といった場面です。このような痛みは、単なる炎症ではなく、身体の使い方に問題があるサインでもあります。
中高年女性に多い理由とは
中高年女性に多い理由は、筋力低下だけではありません。実は姿勢の崩れや循環の低下、そして関節の滑らかな動きが失われていることが大きく関係しています。
普段あまり運動をしない方が、急に立ち仕事をしたりすると、膝に負担が集中しやすくなります。本来は股関節や足首、体幹で分散されるべき負荷が、膝の内側に集まってしまうのです。
よくある患者さんの悩みと不安
実際に来院された60代女性の方は、「最初は違和感だけだったのに、今は立つのも怖い」と話されていました。病院では湿布を出されただけで、「様子を見ましょう」と言われ、不安だけが残っていたそうです。
このように、原因がはっきりしないまま痛みだけが続くことで、「このまま歩けなくなるのでは」と不安になる方が非常に多いのが鵞足炎の特徴です。
鵞足炎が治らない本当の原因
膝だけを見ても改善しない理由
多くの治療は「痛い場所」に注目しますが、実際にはそこは結果でしかありません。膝の内側に負担がかかる原因は、股関節や足首、さらには体幹の使い方にあります。
つまり、膝をいくらマッサージしたり電気を当てても、根本の原因が変わらなければ、痛みは繰り返してしまいます。
動きのエラー(FJA)とは何か
FJA理論では、痛みは「構造の問題」ではなく「動きのエラー」として捉えます。関節には本来スムーズに動くためのルールがあり、それが崩れることで負担が偏り、痛みが生じます。
例えば、本来は滑らかに動くはずの関節が、引っかかるように動いている状態です。この「ズレた動き」が繰り返されることで、鵞足部にストレスがかかり続けます。
筋肉・神経・ファシアの連動の崩れ
身体は筋肉だけで動いているわけではなく、神経やファシア(筋膜)の連動によって成り立っています。この連動が崩れると、一部の筋肉だけが過剰に働き、結果として炎症が起こります。
膝の問題であっても、実際には「全身の連動の乱れ」が原因であるケースがほとんどです。
なぜ湿布や電気治療では改善しないのか
対処療法と根本改善の違い
湿布や電気治療は、炎症や痛みを一時的に抑えることはできます。しかし、それはあくまで「結果」に対するアプローチです。
原因である動きのエラーが残ったままでは、再び同じ負担がかかり、痛みが再発します。
痛みだけを追うと再発する理由
痛みがある場所だけをケアしていると、「なぜそこに負担がかかるのか」という視点が抜けてしまいます。その結果、少し良くなっても、日常生活の中ですぐに元に戻ってしまいます。
これは多くの患者さんが経験していることで、「一時的には良くなるけど繰り返す」という状態です。
実際に改善しなかった患者のケース
50代女性の方で、3ヶ月以上整骨院に通っていたにも関わらず改善しなかったケースがありました。毎回電気とマッサージを受けていましたが、痛みは変わらず、むしろ範囲が広がっていました。
当院で評価すると、膝ではなく股関節の動きと足首の硬さに問題がありました。そこを調整すると、2回目の施術で立ち上がりの痛みが大きく軽減しました。
鵞足炎を根本改善するための考え方
評価がすべてを決める(主運動・副運動・滑走)
改善において最も重要なのは「評価」です。どの動きでエラーが起きているのかを見極めることが、すべての出発点になります。
主運動だけでなく、副運動や関節の滑走、さらには神経の働きまで評価することで、本当の原因が見えてきます。
FJA理論によるアプローチ
FJAでは、無理に押したり矯正するのではなく、「正しい動きの反応を引き出す」ことを重視します。身体が本来持っている機能を取り戻すことで、自然に負担が分散されていきます。
これは単なるマッサージとは異なり、身体の使い方そのものを変えるアプローチです。
姿勢循環整体で全身を整える理由
さらに重要なのが、全身の循環と姿勢です。姿勢が崩れると血流やリンパの流れが悪くなり、回復力が低下します。
当院では、全身の流れを整えるルーティンを行い、局所の改善だけでなく、再発しにくい状態を作ります。FJAで細部を整え、姿勢循環整体で全体を整えることで、改善が安定します。
再発しない身体を作るために大切なこと
姿勢と循環が膝に与える影響
膝の痛みは局所の問題ではなく、全身のバランスの結果です。姿勢が崩れると、重力の影響をうまく分散できず、特定の部位に負担が集中します。
さらに循環が悪くなることで、回復力も低下し、慢性的な痛みにつながります。
日常動作(歩行・立ち上がり)の重要性
日常の何気ない動作こそが、身体に大きな影響を与えます。特に歩き方や立ち上がり方は、膝への負担を左右する重要な要素です。
正しい動きができるようになることで、痛みは自然と減っていきます。
間違ったセルフケアと正しい考え方
ストレッチや筋トレも大切ですが、間違った方法では逆効果になることもあります。重要なのは、「どこをどう動かすか」を理解することです。
自己流ではなく、正しい評価とアプローチに基づいたケアが、再発防止には欠かせません。
まとめ
鵞足炎は、単なる膝の炎症ではなく、身体全体の動きの問題から生じています。だからこそ、膝だけに注目した治療では改善しにくいのです。
本当に必要なのは、「なぜそこに負担がかかるのか」を理解し、全身のバランスを整えることです。それによって、痛みの改善だけでなく、再発しない身体を作ることができます。
※土日祝日は6500円。
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